玉東町で過ごした学びと出会いの3ヶ月

2024年度1次隊 ルワンダ派遣予定 大場 星さん
実習場所:熊本県玉東町役場

私は、高校生の頃から国際協力に興味があり、将来、国際協力業界で働くことを目指して、大学でも国際関係学を学びました。JICA海外協力隊に応募した動機は、多様な価値観に出会い多くの経験を積むことで視野を広げたい、そして、今の自分に何がどれだけできるのか試したいと考えたからです。協力隊に合格したのは良いものの、社会人経験がないことやボランティア経験が少ないことに不安を感じていました。その時、派遣前に日本国内で地方創生の取り組みに参加できる「グローカルプログラム」を知り、派遣中の活動に役立つ知識や経験、技術を得ることができるのではないかと考え、すぐに参加を決めました。

木葉猿粘土教室 木葉猿粘土教室

私が活動した熊本県玉東町は、人口5200人程の小さなまちです。すれ違う人皆が挨拶を交わす温かいまちでした。そんな玉東町で私は、スタンプラリーや粘土教室などのイベントを企画したり、入浴施設の外国語の案内表示を作成したりと様々な活動に取り組みました。玉東町での活動を通して、慣れない土地やコミュニティへの適応能力、コミュニケーション能力、スケジュール管理能力などの任国での活動で必要な能力が鍛えられました。また、関係作りのコツや効率よく仕事を進めるコツも学びました。社会人経験がなかった私にとっては、実践経験を積めたことが大きな収穫でした。これらの学びだけではなく、たくさんの人との素敵な出会いがありました。一つ一つの出会いがかけがえのない思い出で、第二の故郷だと思えるほど玉東町を好きになりました。

木葉山山頂 木葉山山頂

もし、グローカルプログラムへ参加するか悩んでいる方がいたら、私は迷わず参加をおすすめします。任国での活動に繋がる学びや新しい出会いが待っています。特に私のように新卒で協力隊に合格した方は、グローカルプログラムで得られるものはとても多いと思います。派遣前に、経験がなくても色々なことに挑戦できる滅多にない機会です。ぜひ、訓練前に早めの一歩を踏み出してみてください。